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診療内容
小児科全般

小児科全般

小児科専門医がお子さんの全身の症状を総合的に幅広く診療いたします。
具体的には、発熱、鼻みず、鼻づまり、せき、喉の痛み、喉の痛み、中耳炎(耳の痛み)、腹痛、便秘、吐き気、嘔吐、下痢、アレルギー、不機嫌、哺乳不良、体重増加不良、喘息、花粉症、夜尿症(おねしょ)、ひきつけ(痙攣)、皮膚の異常(アトピー性皮膚炎、あせも、おむつかぶれ、ニキビ)などの他、擦り傷や切り傷、腕がぬけてしまう肘内障など、様々な子どもの疾患に対応いたします。

また、どの科を受診すべきか分からない場合など、些細なことでも遠慮なくご相談ください。
当院では、ガイドラインに基づいた標準的な治療を心がけるとともに、お子さん一人一人とご家族に寄り添った診察・治療に努めてまいります。
また、より高度な検査や治療が必要と判断した場合には、ご相談の上適切な医療機関へのご紹介も行っています。

疾患によってはお子さんだけでなくご家族の方も診療を受けていただけますので、どうぞお気軽にご利用ください。

当院は、横浜市立市民病院、神奈川県立こども医療センター、横浜労災病院などと医療連携を結ばせて頂いております。もちろん、他の医療機関をご希望される場合も、対応いたしますのでご相談ください。

こんなことに困ったら
受診して下さい

発熱、鼻水・鼻づまり、せき、痰、耳の痛み、喉の痛み、ぜーぜー、お腹が痛い、嘔吐、下痢、便秘、湿疹、おむつかぶれ、ニキビ、アトピー、じんま疹、虫刺され、乾燥肌、機嫌が悪い、何となく元気が無い、体重が増えない、肥満、ひきつけ(痙攣)、おねしょ(夜尿症)、頻尿、尿の色がおかしい、むくみ など

小児科全般

アレルギー外来

私たちの体には、病原体や異物から身を守るための「免疫」という仕組みがそなわっています。アレルギーとは、この免疫が過剰に反応し、体に何らかの障害を与える状態のことです。

アレルギー疾患には、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性結膜炎、気管支喘息、アナフィラキシーなど様々な疾患があります。
また、「アレルギーマーチ」といって、これらの疾患が乳幼児期のアトピー性皮膚炎に始まり、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎と次々と異なる時期に出現してくることが多くあります。この「アレルギーマーチ」の発症、進展を予防することが重要なため、早期介入が大切です。

また、アトピー性皮膚炎にはスキンケアが重要であることは広く知られていますが、近年、食物アレルギーにおいてもスキンケアが重要であることがわかってきました。スキンケアが不十分であると「経皮感作(皮膚からの吸収)」が進行し、食物アレルギーを悪化させます。
当院では、見た目として肌がきれいなことはもちろん、アレルギーの観点からもスキンケアが大切であると考えており、お子さんの肌の治療に注力しています。
お子さんに少しでもアレルギーが疑われる場合は、お気軽にご相談下さい。

花粉症について

スギ花粉症に対しては、舌下免疫療法が有効です。1日1回、舌の下に薬を1分間保持します。
舌下免疫療法を行うことで花粉症の症状の大幅な軽減が期待できます。
受験期は花粉の飛散時期でもあり、そのような時期に倦怠感や鼻汁、目のかゆみなどの症状を軽減させることが可能です。
また、費用面では成人の場合、1か月あたり約3000円(3割負担の場合)がかかりますが、子どもは小児医療証により助成を受けられることメリットがあります。
舌下免疫療法は5歳から行うことができ、個人差はありますが治療開始から約3か月後には効果を実感でき、長く続けるほど効果が感じられます。

舌下免疫療法の薬は資格をもった医師のみが処方できます。当院でも処方が可能です。もちろん保護者の方への処方も可能ですのでお気軽にご相談下さい。

乳幼児検診

乳幼児検診

乳児期の成長発達には個人差があります。お子さんの発達がゆっくりかな?、などと悩んでしまう保護者の方は少なくありません。乳幼児健診では、小児科専門医がお子さんの発育や発達の状況を診察し、適切にアドバイスいたします。家庭内の事故防止や生活リズムの整え方など、気になることがあれば遠慮なくご質問ください。
当院では、横浜市で母子健康手帳交付の際に配られた健診券綴りの中にとじてある受診票(医療機関乳幼児健康診査受診票)により、生後12か月(13か月未満)までに3回の健康診査が無料で受けられます。 (4か月児、1歳6か月児、3歳児の乳幼児健診は区役所で実施しています。)
また、母子手帳の健診欄の全てに、成長の記録を残しておきたいなどご希望があれば、お気軽にお申し付けください。

健診の主な内容は、身体測定による成長具合や栄養状態の確認や、診察による先天性疾患などの病気の有無の確認です。それと同等に、保護者の方の悩みをお聞きし、できる限り不安を取り除くことも大切なことと考えております。
どうぞお気軽に何でもご質問下さい。

乳幼児健診受診の際は、母子手帳、受診票を忘れずにお持ちください。

予防接種

予防接種

予防接種は、ウイルスや細菌に対する免疫(抵抗力)を事前に作り、重篤な病気からお子さんを守るために重要な予防策です。
また、自身を守るだけでなく、みんなが予防接種を受けて免疫を獲得することで、集団内に感染者が発生しても流行を抑えることができます。さらに、ワクチン接種ができない人を守ることにもつながります。つまり、予防接種は自分と周りの人の健康を守るためにとても大切です。

当院では、予防接種を推奨していますが、「副反応が心配」といったご不安もあると思います。そのような場合は、ぜひ直接ご質問ください。ご家族の皆様が納得した上で、安心して予防接種を受けていただけるよう努めてまいります。

近年、予防接種の種類が増え、制度の変更もあって、接種のスケジュールを立てる際に戸惑うことも多くなっています。当院では、基本的な接種スケジュールに沿って安心して進められるよう、接種後には次回の予防接種の日程を個別に用紙でご案内いたします。

肺炎球菌ワクチン

接種開始:生後2か月
肺炎球菌は菌血症、髄膜炎、肺炎、中耳炎を起こす菌です。

B型肝炎ワクチン

接種開始:生後2か月
B型肝炎ウイルスは将来的に慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなどを起こす可能性があるウイルスです。

5種混合ワクチン

接種開始:生後2か月
4種混合ワクチンにHibワクチンを加えたワクチンです。2024年4月より定期接種開始となりました。
ジフテリア菌、百日咳菌、破傷風菌、ポリオウイルス、Hib(インフルエンザ菌b型)の感染を予防できます。
ジフテリアはジフテリア菌の感染による、呼吸困難、麻痺、心筋炎を起こす病気です。
百日咳は百日咳菌の感染による、呼吸困難、無呼吸発作を起こす病気です。
破傷風は破傷風菌の感染による筋肉の硬直やけいれんを起こす病気です。ケガや動物に噛まれたときに傷口から感染します。
ポリオは、ポリオウイルス感染による、麻痺を引き起こす病気です。
Hibはインフルエンザ菌b型の略称です。髄膜炎や喉頭蓋炎を起こす菌です。有名なインフルエンザウイルスとは全くの別物です。

ロタワクチン

接種開始:生後2か月
ロタウイルス胃腸炎は嘔吐や下痢により脱水症を起こす病気です。
ロタウイルスワクチンには、ロタテック(3回接種)とロタリックス(2回接種)の2種類があります。当院ではどちらのワクチンも接種可能です。

BCGワクチン

接種開始:生後5~8か月に1回接種
BCGワクチンは結核を予防するワクチンです。結核は発熱や咳の他に、髄膜炎や発達の遅れなども起こす病気です。空気感染、つまり同じ空間にいるだけで感染します。

MR(麻疹・風疹)ワクチン

接種開始:1才
麻疹は脳炎を起こし重篤な後遺症を残す可能性がある病気です。空気感染、つまり同じ空間にいるだけで感染します。
風疹は脳炎や血小板減少性紫斑病を起こす病気です。

水痘(水ぼうそう)ワクチン

接種開始:1才
水痘は脳炎や肺炎、皮膚の感染症を起こす病気です。空気感染、つまり同じ空間にいるだけで感染します。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
ワクチン

接種開始:1才
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は脳炎や髄膜炎、治らない難聴を起こす病気です。
任意接種のワクチンで費用がかかりますが、接種を推奨しています。

日本脳炎ワクチン

接種開始:3才
日本脳炎は髄膜炎や脳炎を起こす病気です。蚊に刺されることにより感染します。

発達・発育の相談

発達・発育の相談

お子さんの発達にはそれぞれの個性があります。
発達がゆっくりだったり、お友達にすぐ手がでてしまうなど、発達や行動に関する問題でお悩みの方には、時間をかけてお話を伺います。

また、発育のパターンはそれぞれ異なり、身長や体重にも個性があります。しかし、その中には病気が原因で身長が高すぎたり低すぎたり、体重が増えすぎたり痩せすぎたりしているお子さんもいます。そのような場合、適切な対応が必要な病気の場合もあるため、早めにご相談下さい。
もちろん、病気が原因でないお子さんの発育についても、ライフスタイルに合わせた個別のアドバイスをいたします。

また、思春期は体が急激に成長する時期であり、心の成長が追いつかず、精神が不安定になることが多く、不調が現れやすい時期です。
思春期のお子さんの相談もお気軽にご来院下さい。

「専門施設に紹介してほしい」、「薬には抵抗があるので漢方にしたい」などの要望にも対応いたします。